幽霊学園

ごもっともデスよ。

私はうんうんと頷いた。

聞けば彼女達も彼等もいや。恐らくこの学校の新入生は全員幽霊などが見える、人達だった。


はっきり言って冗談ではない。
見える。一言で終わるが、それは異質な事で、そのせいで色々と苦労をしているのである。

それを…

「ああ言うのを何とかしてくれる筈の学校に来て、何でこんな思いしなくちゃいけないのよ!」


一人が皆の気持を代弁していた。

「そっちは何かあった?」

悲嘆に暮れていてもしょうがない。
私は、隣の男子達に聞いた。


ジリリンッ
その時、下の方から電話の音が響いた。