幽霊学園

ハァハァハァ…

やっとの思いで男子達の所まで来た私達は、彼らの顔を見た途端その場に膝を着いた。

「どうした?そんなに慌てて?」


「な…なんか悲鳴みたいな声が聞こえた気がするんだけど…?」

守が心配気に声をかける。武志は相変わらず青い顔だった。


「今、シャワ―室で、お 女の顔が天井から、逃げてる時も何か追いかけて来てたみたいで…」

絵理子が言うと。

ヒィと武志は情けない声を上げてちぢこまった。

守は立ち上がり、私達が来た方へ警戒の視線を向ける。