幽霊学園

ぎっぎぃぃぃぃ

古い木造の校舎の中に入る。

こちらも薄暗くじめじめしている。

「なんかまるで幽霊屋敷だね」

鬼ごっこではなく、きもだめしでもしている気分になってくる。

「皆やっぱり考える事同じみたいだね。」

絵理子が一つ一つ教室を覗きながら言った。

様々な所で、机の陰やロッカーの中に隠れる人の姿が見える。