蒼空の下を、キミと2人で

「蒼、なんか飲む?



買ってくるよ!」



「…スポーツドリンク…」



そう呟いた蒼の手を離し、自動販売機に向かおうとした時。



腕を掴まれた。



「…ここにいて…?」



「いいけど、スポーツドリンクは?」



「…もういい」



代わりにミネラルウォーターのペットボトルを渡す。



蒼は首を振った。



「…にこ、飲ませて?」



蒼、熱でおかしくなってるみたい。



ストローを挿して、蒼の口元に運んであげる。



ごくごくと蒼の喉が動く。



「…ありがと」



蒼は私の手をかたくぎゅっと握って寝た。



寝ながらも時々荒い呼吸をして顔を歪める蒼を見てるのは辛かった。



蒼のお母さんに電話をかけなきゃと思うけど、蒼が手を握りしめて離してくれないから、携帯がとれない。



また濡れたハンカチで汗を拭うことしかできなかった。



注射が効いてきたのか、だいぶ呼吸が落ち着いてきた。



でもまだ辛そう。