「まぁまぁ、にこちゃん。
蒼さ、金賞ってわかったとき、泣いたんだよ?
自分がとったわけでもないのに(笑)
『よく頑張ってたもんな』って。
だから、怒んないで?」
ハッとした。
蒼、そんな風に思っててくれたんだ。
そう思ったら、大声をあげちゃった自分が情けなくなった。
「蒼、ごめん…」
「じゃあ、なんかいい感じだから帰るわ!
蒼、メールして!」
去っていくときも佑樹くんらしかった。
シンと静まり返った病室。
「そういえば蒼、弟だって!」
明るく話す。
「弟かぁー」
でも、蒼が弟を見ることは…できない。
胸の奥がぎゅっと苦しくなった。
蒼だって泣いてないんだから、泣いちゃだめだ。
「じゃあ、今日は帰るね。
明日から部活休みだしー!!」
「あぁ」
蒼は、今日も廊下まで見送ってくれた。
角を曲がって、蒼から見えなくなったのを確認して、泣いた。
蒼、ずっと弟が欲しい、遊んであげたいって言ってたのに。
勉強だって、スポーツだって頑張ってたのに。
病魔は残酷だ。
ねぇ、神様。
なんであんなに優しくて頑張ってた蒼は病気にならないといけなかったの?
まだ蒼は渡せません。
蒼さ、金賞ってわかったとき、泣いたんだよ?
自分がとったわけでもないのに(笑)
『よく頑張ってたもんな』って。
だから、怒んないで?」
ハッとした。
蒼、そんな風に思っててくれたんだ。
そう思ったら、大声をあげちゃった自分が情けなくなった。
「蒼、ごめん…」
「じゃあ、なんかいい感じだから帰るわ!
蒼、メールして!」
去っていくときも佑樹くんらしかった。
シンと静まり返った病室。
「そういえば蒼、弟だって!」
明るく話す。
「弟かぁー」
でも、蒼が弟を見ることは…できない。
胸の奥がぎゅっと苦しくなった。
蒼だって泣いてないんだから、泣いちゃだめだ。
「じゃあ、今日は帰るね。
明日から部活休みだしー!!」
「あぁ」
蒼は、今日も廊下まで見送ってくれた。
角を曲がって、蒼から見えなくなったのを確認して、泣いた。
蒼、ずっと弟が欲しい、遊んであげたいって言ってたのに。
勉強だって、スポーツだって頑張ってたのに。
病魔は残酷だ。
ねぇ、神様。
なんであんなに優しくて頑張ってた蒼は病気にならないといけなかったの?
まだ蒼は渡せません。
