蒼空の下を、キミと2人で

昼休み。



「にこー!



呼ばれてるよ!」



彩花に呼ばれていくと、同じ委員会の、梨空(りく)くんがいた。



梨空くんは、1個年下。



「どうしたの?」



「ちょっと、お話があって…」



梨空くんについて、行ったのは屋上。



この学校は、屋上に鍵かけなくて大丈夫なのかな。



「にこ先輩っ!



俺、にこ先輩のこと、同じ委員会になったときから好きでした!



俺と、付き合ってくれませんか?」



梨空くんは、私が蒼と付き合ってること知らないのかな。



「ごめんね、私、蒼と付き合ってるから」



ドンッ



え?



これがいわゆる「壁ドン」ってやつ?



「知ってます。



でも、にこ先輩のことが好きなんです」



「本当ごめんね、そういうの無理だから」



逃げるように屋上を出て、教室に帰った。