Disposable

「その辺はタスクフォースといえど、軍上層部の暗部という奴さ」

最後尾で同行していたアレックスが言った。

「フォードが大戦中の南米戦線で、世界統一政府軍に寝返ったって疑惑があるのは知ってるだろう?バニングはグリーンベレー時代のフォードの部下だった…もしそれが事実ならば、真実を知っているバニングが娑婆にいるのは、何かと不都合な筈だ」

「だからバニングを投獄した?」

「さぁな」

グライムズの問いかけに、アレックスは暈した返答をする。

「言ったろ。軍上層部の暗部、真実は闇の中だ」

大戦の勝者、正義の象徴のように思われているタスクフォースでさえ、表には出せない話など幾らでもある。

アレックスはそんな闇も含めて、従軍記者として取材を続けている。