Disposable

「おいマクナイト少佐」

フォードはマクナイトの胸に人差し指を突き付けた。

「これはタスクフォース上官としての命令でもある。大戦中はお前が指揮官だったかもしれんが、今は私が上官だ。上官の命令は絶対服従…新兵じゃあるまいし、その程度分かるだろう」

「……」

奥歯を噛み締めるマクナイト。

そのやり取りを。

「!」

1人の男が、ハンディカムで撮影していた。

「おい!」

フォードがハンディカムのファインダーを片手で遮る。

「何だ貴様は!部外者が許可なく撮影するとは何事だ!マクナイト、摘まみ出せ!」

「生憎だが」

男はフォードの手を払いのけ、首にかけた許可証を見せる。

「部外者じゃない。従軍記者のアレックス・アトーだ。マクナイト分隊に同行し、取材させてもらっている」

そう言って従軍記者のアレックスはフォードに言った。

「今回の記事のタイトルは決まった。『特別戦犯刑務所の闇、相次ぐ脱獄、そして原因不明の死亡事故』…」