Disposable

殴打されて苦悶の表情を浮かべていたバニングが、一瞬にして素に戻った。

「…何…?」

「聞こえなかったか?」

バニングが動揺した事で、勝ち誇ったようにレイザーは言う。

「貴様を懲罰房に送った事を、あの小僧しつこく食い下がってな…痛めつけてやったんだが、それでも諦めないから黙らせた。脳味噌が飛び散ってな…汚いったらありゃしねぇ。掃除が大変だったぜ」

…レイザーは2つ、ミスを犯した。

1つ、バニングを助けようとしたビリーを殺害した事。

2つ、そのビリーの死を、バニングの前で侮辱した事。

次の瞬間。

「!?」

バニングは、後ろ手に拘束されていた手錠を引き千切った。

特殊合金製の手錠を、腕力のみで。

「ふぅぅうぅぅうぅ…ふぅぅうぅぅぅぅぅぅ…!」

全身の筋肉に血管を浮き上がらせ、バニングが荒く息をする。

「バ、バニング、貴様っ!」

臆しつつも、レイザーが特殊警棒を振るうが。