Disposable

久し振りに腹一杯食べた気がする。

その夜も、随分色々と食事を分けてもらった。

流石に食べ切れないので、気持ちだけ受け取る事にしたのだが…。

「そりゃあバニングはランキング上位だからな」

房に戻って話をしている時、ヒューが言った。

ランキングとは、受刑者の中でのみ存在する番付。

受刑者間のイザコザでランクが決まる。

以前までは、独房に入れられている重犯罪者がランキング1位、次いでサムソンが3位という形だった。

しかし、この間の一件でバニングがサムソンを一撃でノックアウトした為、あっという間にバニングがナンバー3に浮上した。

「ちなみにナンバー2は俺なんだがな」

ヒューが親指で自身の胸を指す。

「おいおい…止してくれ。俺はそんなのに興味がない。平和にやりたいだけなんだ」

だが、そうはいかないのが現実だった。