Disposable

バニングとヒューは食堂に向かう。

今日のメニューはコンビーフ、マカロニサラダ、パン、プロセスチーズ、ミネラルウォーター。

相変わらずなメニューだが、レイザーに熱いスープを流し込まれる事を思えば幾らかマシだ。

バニングはフォークを手に取る。

と。

「ほら」

隣に座っていたヒューが、コンビーフをバニングの皿に半分移した。

「食えよ。懲罰房を出た祝いだ」

「しかし…」

躊躇うバニング。

そこへ。

「マカロニサラダ嫌いなんだ、食ってくれよ」

ビリーがバニングの皿にサラダを分ける。

「あんまり腹減ってなくてな。パンやるよ」

見知らぬ受刑者がパンを置いて行く。

「チーズ喰うか?ダイエットしてんだ」

受刑者達が次々と、バニングに食事を分ける。

「この間はすまなかったな」

サムソンまでもが、コンビーフをバニングに差し出した。

バニングは、すっかり英雄になっていた。