Disposable

「お見通しに決まってるだろう」

HU-16の操縦桿を握ったまま、吐き捨てるようにバニングは言った。

任務を完了し帰還、着陸直前の輸送機。

敵からしてみれば、これ程油断して無防備な瞬間はない。

バニングならば、このタイミングを狙う。

ならば敵もここを狙うだろうと、予想がついた。

「凄いわね、貴方も気付いてたの?」

ハルが目を丸くしながらヒューに問い掛ける。

「当然だろ、傭兵なら当たり前だ」

答えるヒュー。

本当は気付いていなかったが。

30ミリ機関砲とヘルファイア対戦車ミサイルの洗礼により、アウトカムズ社の先遣隊は完全に沈黙した。

安全を確保し、バニングは改めて機体を着陸させた。