Disposable

翌朝。

ハルはバニングとヒューを引き連れて、ノースカロライナのとある小さな格納庫にいた。

広い格納庫に1機だけ置いてある、HU-16水陸両用飛行艇。

元々は捜索救難用の機体だったが、今は軍用然としたモスグリーンに塗装し直されている。

更に戦術輸送機のKC-130Jばりに、30ミリ機関砲、ヘルファイア対戦車ミサイルを装備され、地上への火力支援を行う事ができるようになっていた。

カリカリのカスタム機だ。

「コイツを頂けるってのか。なかなか美味しい仕事じゃないか」

ヒューが言う。

「でしょ?いい仕事を貰って来たでしょ?少しは私を見直した?」

豊満なバストを張って自慢げに言うハル。

しかし。

「……」

バニングだけは険しい顏のまま、機内を見回す。

ガルフ・カルテルが絡む仕事、あまりにも高い報酬、詮索できない積み荷…。

いい予感はしなかった。