ヤクザに愛された歌姫【完】

「あたし達は待ってるから
絶対に延珠を連れて戻って来て?」



ヒカリさん…
本当は延珠に自分だって
会いたいはずなのに。



「延珠の事を見つけられるのはお前だ。」



「早く行きな。」


じいさん…
ばあさん…




「行ってくる!」



俺はみんなにそう言うと
車を走らせた。