70パーセントの確率で
あたしは死ぬ。



それでもあたしは
その可能性にかけたかった。



ヒカリとジュンに話すと
あたしの意思を尊重してくれた。






「本当に行くんだね。」



次の日の早朝あたしは空港に
ヒカリとジュンといた。



『絶対に生きて帰る。
そしたらまた一緒に歌おうね。
ジュン?獅狼をお願い。』



ヒカリとジュンは微笑みながらうなづいた。





そしてあたしはターミナルに入った。




もしかしたらこれが
最後かもしれない。