ヤクザに愛された歌姫【完】

『あたし歌えるようになるから
その時は1番に獅狼に聞いてほしい。』




「いくらでも聞いてやるよ。」



あたしは涙をこらえて海を見た。



『もしあたしがいなくなったら
獅狼は探してくれる?』



「全力で探してやる。」



『ありがとう…』




あたしは獅狼に抱きついた。