ヤクザに愛された歌姫【完】

そして1週間後


あたしは獅狼の家に
アポなしで突撃訪問。



「今日はどうした?」



『デートのお誘い!』



「デート?」



怪奇そうな顔をする獅狼に
ニヤリと笑うあたし。




「獅狼~!早く!」



あたしは獅狼と海の近くにある
アウトレットに来ていた。


クレープを持って
走り回るあたしを
呆れながら追いかける獅狼。



-ドン




いきなり立ち止まった
あたしにぶつかる獅狼。




「いきなり止まるなよな?」



『あれ…』



あたしの指指す方に
動かなくなってしまったのか
車の修理をする家族がいた。