ほんの少しの希望を信じてみたい。



「わかった。」



プロデューサーの言葉に
あたしは頭を上げた。



「たしかにマネージャーも
地元のがロコドルらしいからな。」



『ありがとうございます!』




あたしはこのチャンスに
奇跡をかけてみよう。



「延珠!」



帰り支度をしていると
ヒカリが声をかけてきた。