これはチャンスかもしれない。



『あの…』



「延珠が意見なんて珍しいな。」



プロデューサーもメンバーも
あたしの言葉を待っていた。



『マネージャー募集なんですけど
ロコドル出身なだけに地元で探しませんか?』




もしかしたら…
本当に小さな可能性かもしれない
あの人が応募してくれるかもしれない。



『お願いします。』



あたしはプロデューサーに
深く頭を下げた。



そんなあたしの行動に驚く
プロデューサーとメンバー。