ミオを見たニノからでた言葉は信じられないものだった 「そいつはミオじゃねぇ」 ニノが何をいっているのかわからなかった そして、もう一度「そいつはミオじゃねぇっつってんだろ」 そう言って部屋を出ていくニノ とっさに呼び止めようと「ニノっ!」 そういった、だけどその声に反応したのはニノじゃなくてミオだった どこからどうみてもミオなのに、ミオの口からでたものは残酷なものだった 「私、マキタ ニノって言います。もしかして私を誰かと勘違いしてませんか?」