鈍感な君へ

「ん?何が?」




晴樹はこの状況を見て気付かないのか…





鈍感っ




「海入ろーよっ」





由紀が甘ったるい声で裕士に言った





――…ん?




ま、
まさかね…





ピンときた直感に今は気付かないふりをした





メイクが崩れないように持参した浮き輪でプカプカ浮かぶ





そして女子だけでのヒミツのトークが始まる





「ねぇ、彩奈は晴樹くん狙いなの?」




由紀が聞いてきた




「え、うん。まあ」




由紀にとられるのが嫌なので素直に答えておいた




「でぇ、泉は彰くん狙いな訳だぁ?」