「じゃあ、明日から夏休みだけど受験生なんだから勉強もするように」



誰も聞いていないのに一生懸命話す担任


教室の中はなぜか蒸し暑い


早く終われぇ。暑すぎる


あたしの願いが通じたのか担任は出て行った



「泉、帰ろっ?」


あたしは泉の席に走行った



「…あ、あのさ彩奈」


泉は小さな声で言った



「ん?」



「私、彰と…」




いつになく真剣な表情の泉



彰となんかあったのかな?




「…彰と帰るね」



「え?そういう関係なのっ?」



彰とそんなに仲良かったけ?泉って



どっちかってゆうと裕士じゃない?




「ち、ちがうよ。でもね昨日一緒に帰って楽しかったの」



「…うん」



「クールだけど、自分の夢とかしかっり持っててかっこいいなって思って」



「そっかあ」



「で、今日も一緒に帰らないかって誘われて…」