「好きです!飯田君。」
「無理だ。」

私の名前は風間瑠璃。
冒頭でフラれる私って...。
これで告白は3回目やっぱり私じゃ駄目かな。
重い女って思われるかもだけど本当に好き。

「瑠璃!もう飯田って男あきらめなよ。」
「でもあきらめたくない!好きだから。このまま片思いでもいいの。飯田君に好きって言われなくても。」
「でも勝算がないんだから考えなよ。」
「わかってるよ。そんなことくらい。」
見栄張ったっていいじゃん。

でも、本当に飯田君に振り向いてもらえなかったら。
そんなネガティブ駄目だよね本当は。
明日こそは笑って返事もらえるように頑張らなきゃ!

「飯田君!何読んでるの?」
「シェイクスピアだけど。君も読む?」

その笑顔反則だよー!!

「ううん。遠慮しとく。飯田君はすごいねそんな本も読んじゃうなんて。そんなところも好きなんだ。」
「なっ....そういうのやめてもらえるか。」

今絶対照れてたよね。
普段は勤勉クールなのにこんな一面もあるなんて可愛すぎる。

好きだなぁ飯田君。
好きすぎてつらいよ。
いつも逃げてばかりだよ飯田君。