「18歳の高3で4月15日生まれのA型。好きなものは甘いの。抹茶が嫌いで、山よりは海で、外よりは家」


「はは、急に大雑把になったな」


「……うん」


眠くなってきた。そんな私に颯真も気づいたらしく抱き寄せられ身体が冷えないように布団をかけてくれた。


「ってか、やっぱり18だったか」


「ん?」


「歳。兄貴に挨拶いかなきゃな」


「いーよ、別に」


「良くないの」


私もそうだけど、別にお兄ちゃんも気にしないと思う。挨拶とかよく分からないけど、そういうものなのかと思う。



不思議だ。想いが繋がれば、私のことを知ってもらいたくなるし彼のことを知りたくなる。


恋愛ってすごいな。