「どう?新しい生活は。」 「あ、武田先生? 今までもずっとそばにいてくれてたから、 今までと何も対して変わらないの。」 「ハハ。確かにね。」 「先生は?私が退院してから寂しかった?」 「うん。」 えっ?そこ素直っ!? 「寂しかったよ。 だから、これ。」 そう渡されたものは、手紙。 その手紙を渡した先生は、立ち上がると、仕事に行ってしまった。