私は亮先生に引き止められて向かった先は、屋上。






「ここ、懐かしいですね。」






亮先生も覚えててくれたんだ。





私たちが出会った場所。






何私、恋人みたいな言い方。






恥ずかしっ!!!






「あ、綾ちゃん?






また一人で考え込んでる。」






「い、いやっ!!!そういう訳じゃなくて。






ここ、先生と出会った場所だなって。」






「え?あ、そうだね。




    

まぁ僕は、ここで綾ちゃんに会う前に、知ってたよ。」






ぇえ?






「そんな驚かなくてもっ。」







「知らなかった。」