「綾ちゃん、退院おめでとう!」





そう言いながら、武田先生が私にプレゼントをくれた。






私はお礼を言って、すぐにプレゼントを開けると、






そこには可愛いい時計が入っていた。







「すごぉい!可愛い!」






「綾ちゃんは来年には高校を卒業でしょ?






きっと時計は必要だと思ってね。」







「本当にありがとうございます、先生。」






そう返事をすると、お母さんが私をみた。




「綾、その先生っていう呼び方は、家では変えなさいよ。」







「さつきさん、いいんだよ。






綾ちゃんには服部さんがいるんだから。





私は今までどおりでいいんだよ。」






と武田先生が答えた。





確かに、そんなことを考えたこともなかった。







呼び方ね・・・・・・。





その夜は三人で素敵な時間を過ごした。