そして私たちは看護学校に着いた。 「はぁ~、緊張する!」 そう大きな声で意気込むあかねの隣で、息ができないほど私は緊張していた。 そしてとうとう、何枚にも立てられたベニア板に、合格発表の書かれた紙が張り出された。 私とあなねは手をつないだまま、そして片方の手に受験番号の書かれた受験票と紙を交互に見ながら探した。