食事の時、お母さんも武田先生も私に気を遣ってか、学校のことは話さなかった。 寝る前にお母さんから、 「また明日も学校にいくの?」 心配そうな顔で聞いてきた。 「うん、行くよ。 休む理由もないし。 卒業できなかったら困るしねっ。」 努めて明るく言った。 「おやすみ」 そういってリビングを後にした。