「ふぅ。」
一息着いて、先生の寝顔を見た。
可愛い。
というか男性なのに綺麗。
その寝顔に気づいたら見入っていた。
「ん?」
目を覚ました。
「あっ、もう・・・・・・夜?」
「はい。よく寝れましたか?」
「うん・・・・・・ありがとう。
すごく体が楽になったよ。
熱も引いてきたみたい。」
「それは良かったです。」
「帰りは送って行くよ。」
「いやいや、それは大丈夫です!!!
そんな体じゃダメです。
先生っ、安静にしてることが治療です。」
「ハハ。そうだね。」
「帰りは武田先生が迎えに来てくれるので。診察がてら。
待たせてもらってもいいですか?」
「えっ!?診察!?しかも武田先生の!?」
「はいっ!」
「そう、恥ずかしいね。」
「患者さんの気持ちが、わかっていいじゃないですか。」
「ま、そうだね。」



