そこにいた


私は一人、部屋の中で泣いていた。








コンコン






「綾子?帰ってるの?」






「・・・・・・うん。」






「どうしたの?何かあったの?」






「なんにもない。」 






何にもないことない。






「ご飯は?」






「・・・・・・いらない。」






「そう。」 






今は一人にしてほしかった。







亮先生はこれでスッキリしてるかもしれないけど、私はどうなるの?





私の気持ちは・・・・・・。