ろっくおん!

『さっきはほんとすいませんでした。』





『いや、ほんとに大丈夫ですから!…由宇ちゃん大丈夫かな。』






なぜかあの後、ジャンケンをして由宇ちゃんと手を差し伸べてくれた人のお友達が負けて、飲み物を買いに行ってる。







『お待たせ。奏乃ミルクティーでしょ?』





『うん!由宇ちゃんありがと。』







四人揃って座った。






『せっかくだし、自己紹介でもします?』






『あ、平山奏乃です。東高の2年です!』





『同じく東高2年の黒崎由宇です。』







『俺は西高2年の桜月和泉です。』






『同じく中村智也でっす。』







『2人は仲良しなんですね?』






『え?』






『放課後カフェに来るなんてなかなか見ないから。あ、私のことは奏乃って呼んでください。』





『由宇で大丈夫。』






『桜月でも和泉でもどっちでも。』






『んー。仲良しってか腐れ縁かな?俺は智也でいいよー。』






不思議な縁で巡り会った桜月くんと智也くん。






『じゃあこれで。』






『あ、待って!LINE聞いてもいい?』






そう聞いてきたのは智也くん。







『うん、いいよ!』






そして、連絡先を交換してその日は解散になった。