ろっくおん!

『やっぱりこれからも俺、奏乃ちゃんって呼ぼ。』




帰り道ふと桜月くんがそういった。





『えっ、なんで、』





『んー、なんてゆーか、桜月くん、奏乃ちゃんって良くない?響きが。』




『和泉お前キモイぞ。俺は奏乃って呼ぶからな。』




智也くんはそう言って私の頭をわしゃわしゃと撫でた。




『おい、智也。奏乃ちゃん嫌がってんだろ。』



『嫌がってねーよなー?』




二人の会話を聞いてると、自然と笑いが出てくる。


由宇ちゃんもニコニコしながらこっちを見てる。




『あ、瑞輝!』





ふと前を見るとコンビニから出てくる瑞輝がいた。





『よぉ。』





『瑞輝!あのね、由宇ちゃんと仲直りできたよ!』




『良かったじゃん。』




『瑞輝…』




『よ、久々。』




『瑞輝も一緒に帰ろ!』




『あ?別にいいけど…』








『やっぱ、名前呼びもいいかも。』


『は?何いってんのお前。笑』




こんな会話は耳に入るはずもなく。
私は由宇ちゃんと瑞輝と話していた。