先生、あのね…


「先生!花音みて!ほら!!今日赤いピンしてる!」


(……っ!)


憂ちゃん!?


先生が近づいて、私は恥ずかしくなる。


「あ、本当だ」


「ねね、なんでだと思います?!」


「似合うよ、可愛い可愛い」


もう、先生は並べたセリフばかり……。


「じゃあ、写真撮るか」



「え?」



「せっかくだし撮ろうよ?その為にピン付けてきたんじゃないの?」


「……はい……っ!!」



自分の口からじゃ恥ずかしくて言えなかった。


他の女の子達みたいに素直になれなかった。


だけど、先生の隣にならべるだけで嬉しかった。


「俺に写真送ってね」


「?」


「写真。」


「どう……?送る……?」



「……連絡先交換しないと送れないね」



「え」


「え?(笑)」



ほんとに……?


「番号教えてください……」


好きな人と連絡先交換なんて。

こんなに緊張するものなのかな。


こんなにうれしい事あるのかな。