先生、あのね…


なんだろう、なんだろうとばかり思いながら私は待ち続けた。


そして何分も経たないうちに先生が来た。


「弁当忘れた」


「え?!」



手に持っていたのは弁当ではなく、小さな紙袋。


「じゃあ、いいですよ。今度で。」


そんな事ない。そんなはずない。


そう自分に言い聞かせる様に階段に向かった。