「おはよう!リリィ!」

「おはよ!リズ!」

空が晴れ渡る日。

「リリィ、お願いねー!」

「任せて、お母さん!」

リリィはいつも通りの朝を過ごしていた。

「毎日大変ね。飽きないの?」

「ちょっとは飽きるけど…でも、楽しいし、大丈夫!」

「そう?ならいいんだけど…。ま、頑張って!」

「うん、ありがとう!」

親友のリズと話しながらリリィは考えていた。

(いつかきっと、1人前の魔法使いになる旅に出るんだ!)