「彩。大丈夫?」 「う、うん…。熱以外はね」 「そう…。じゃ、お母さん、仕事行ってくるから。ちゃんと寝てるのよ?」 「分かった」 「お腹空いたら、お粥があるから。あっためて食べてね」 「うん…」 お母さんが扉を閉め、会社へと出かけて行った。