あの日以来、あたしはほとんど笑うことがなくなってしまった。 というより、出来なくなってしまった。 浦上くんは、何とか一命は取りとめたものの、意識が戻らない状態が続いてる。 あたしにとってはそれだけでもショックなのに、その日の夜中に、関くんが亡くなった。 そんなの…あんまりだよ。どうして…どうしてこんなことになるの…? 全部、全部悪い夢であって欲しい、そう何度思ったことか。 でもそれは現実で。ついこないだまで、一緒にいたんだから。だから、哀しくて哀しくて…