あ…!! 私は思わず目を逸らした。そっと視線を上げる。 どうやら、浦上くんはギリギリでかわしたようだった。 ふう、何とか助かったとホッとしてるのも、つかの間。 今度は私を取り囲んでいた男全員が浦上くんめがけて飛びかかろうとした時… 「やめて!!」 叫び声が通りに響いた。誰? 古いビルの脇から女の人が走ってやって来た。 あれ…この人… 確か、中村先輩…だよね?