それから、私は奈穂ちゃんに、球技大会から今日までのことを話した。
青木に告白されたこと。青木が好きだけど、私の自分勝手な思いで、返事を保留にしてること。
青木が頑張ってる姿を見れば見るほど、私はつらくなるってこと。
奈穂ちゃんは、「うんうん」とか「そうだよね、ツライよね」って相づちを入れながら、最後まで真剣に聞いてくれた。
「…そうだったんだ…。つかさちゃん! 大丈夫だよ、つかさちゃんは悪くないよ。きっと青木くんだって気にしてないよ」
「そうかな…?」
「そうだって! それに…、遅かれ早かれ、自分と向き合わなきゃいけないときって、来るんじゃないかな?」
「…」
「だからさ、諦めちゃダメだよ。それとも、このままでいいの?」
「…ううん」
「じゃあさ、私たちも協力するから、ちょっとだけ、勇気出してみない?」
「ちょっとだけの勇気…?」
「そう。ちょっとだけの勇気」

