中村が示した先には、洋風レストランがあった。
へ~、こんなシャレた店なんかあったんだ。中村に案内され、店内に入る。
店内は、ヨーロピアン風(か? あんま詳しくねぇから分かんねーけど…)でシャンデリアが天井から吊り下がる、華やかな空間だった。
それよりも、気になるのが…
店内にいる客が、オレら4人だけってこと。
いくらなんでも、イブの夕食時に客がいないなんて…
中村に促されるまま、窓辺の席に着く。
オレの隣が中村で、中村の向かいが長谷川。
というワケで、オレとつかさが向かい合うっていう、これまたすっげ~気まずい席配置。
…っつか、図ったろマジで。
「ちょっと政哉? 我が物顔で店案内しないでよね?」
「おう、悪りぃ悪りぃ。今回は、奈穂サマのおかげでした」
「…サマはやめなさい」
「「「「アハハッ」」」」
と、一緒に笑ってみたものの…なんか、なぁ…

