「…私とじゃ、イヤ?」
沈黙を破ったのは、つかさだった。
「い、いや…。そうじゃねぇけど。…なんつーか、中村たち見てるとさ、いいなぁって思ってさ」
「なに? 拓海ったら、ヤキモチ?」
「は? んなんじゃねぇし!!」
「おっと、その慌てようは図星ね」
「ち、ちげぇよ!」
「さあ、どうだか?」
…ってしばらく、あーだこーだ言いあってると前から声がして。
「おーい、着いたぞ! …って、お前らしゃべり出したかと思えば、痴話ゲンカ?」
「「は??」」
オレとつかさ、見事にハモった。
「ハモってやんの!」
中村は腹を抱えて笑ってるし、長谷川も隣で笑ってる。
なんだよ…もう!! 何なんだよ!
オレの怒りが伝わったのか(?)、中村が話を切り替える。
「まっ、たぶん腹が減って、2人ともカリカリしてんだろーから、まずは腹ごしらえしないとな!」

