家に帰ってからも、関くんの言葉が頭をぐるぐる回ってる。
ー「アイツじゃなきゃダメか? オレじゃダメか? オレなら南を泣かせたりなんかしない…!」
まるで恋愛小説のような展開。
あんなこと言われて抱きしめられたら、女の子ならドキッとしないはずがない。
あれをウソだと思うほうがムリでしょ!まったく、何考えてるのよ~!!
でも…、あたしが浦上くんを振る向かせようと努力してること、関くんは認めてくれた。
あれは素直に嬉しかった。
努力を人に認められるって、嬉しい! だってそのことが間違ってないってことだもん!!

