それから、2人で話しながら昇降口へ向かった。 ちょっと期待して損したような会話だったな…。 けど、あたしが元気になって嬉しそうな浦上くんが見れたから、許してあげる。 それに…、あの嬉しそうな顔にドキッとしちゃったし… と、とりあえず、普段どおりにいこっ、普段どおりに。 昇降口で靴を履いていると、三浦がやって来た。タイミング悪っ!! 「おはよう」 「おはよー」 え? まさかの浦上くんとハモった。