「あっ…。中村くん…顔赤い…」
「…それ言うなよぉー」
笑いあった。こんなに楽しい帰り道は、初めてだ。
「…なんか…楽しいよ! 長谷川と話してると」
「私も!! やっぱり…恋人どうしだからかな…?」
「かもな…! ステキな彼女に出逢えて良かった」
「…私も、ステキな彼氏に出逢えて良かった…///」
「…おう。これから、よろしくな」
「…うん! こちらこそ、よろしく!」
こうして、帰り道デートは終わった。
長谷川の隣で話してるだけで、オレどうしたっていうくらいにドキドキした。
それにしても…、まさか木の影に隠れてたなんて。
女の子は何考えてるんだか、さっぱり分かんないな…
昨日は、お互いガチガチに緊張してたっていうのに、オレだけかよ今日も緊張してんの…

