「まあ、とにかく勇気出して、南に告ってみろよ!」


「うーん…」


「言わなきゃ、友達のまんまだぞ? 
恋人同士にはなれねぇぞ。別にかっこつけなくたっていい。いつものお前でいいんじゃねぇの?」


「そうだね。ありがとう!  やっぱり三浦は違うなー。僕は遅かったのかな、恋するの」 


「んなことねぇと思うけど。恋ってのは、遅いとか早いとか、そんなんじゃなくて、どれだけ真剣に相手を想えるか、そこじゃねぇかな?」


「三浦! お前いいこと言うなー!」


「だろ?」



そんなこんなで2人で笑いながら、のんびりと分かれ道まで歩いた。


空は相変わらず快晴だった。