思い出して涙で霞む視界。



ドボドボ帰りながら、
駄菓子屋さんの前を通る。



尚くんがアイスで当たりばっかり当てるのが悔しくて、
宗汰が当たりの棒をこっそり私に渡してくれた事があった。



チョコレートをいっぱい買った宗汰と、
辛いものをたくさん買った尚くんに、
お菓子を分けてもらいながら、
店先のベンチで食べたな。