真夜中の公園は、 シンと静まり返って、 私の啜り泣く声が大きく聞こえてしまう。 街灯の側のベンチに座り、 寒さで身体が冷たくなるのが、 心地よくも苦しくもあった。 宗汰の家を飛び出して、 昔3人でよく遊んだ公園にたどり着いた私。 思い出ばかりがいっぱいで、 ツラさがより増してしまった。 私たちが遊んでいる様子が目に浮かぶ。