我に返った私は、 宗汰の腕をどかしてベッドから出た。 残ったのは、 とてつもない後悔と自分への憎しみだった。 尚くんを裏切ってしまった。 なんで、 宗汰にキスをしてしまったの。 歯止めが利かなくなる私の理性は、 私を追い詰めた。 私は宗汰の家を飛び出した。