サヨナラはまだ…



「ちょ、ちょっと!」



「なっ…ちゃん」



また寝ぼけて…。

腰に手を回されて身動きがとれない。




もう顔から火が出るんじゃないかってぐらい熱くなってる。

ドキドキも加速する一方。




宗汰が私の事をなっちゃんって呼ぶなんて、
それこそ幼稚園とか小学校低学年の頃の話。



寝顔を見ると、
触れたくなって宗汰の頬に触れてみる。